2011年12月1日木曜日

【地区・活動レポート】西大寺学区

西大寺学区は岡山市の東南部に位置し、西大寺観音院や豊富な水をたたえる吉井川があり、悠久の時を流れつないでくれている。
私たちの心の故郷であり西大寺が誇れるシンボルである。
西大寺ふれあいネットは、地域の人々のために「みんなのことをみんなで考え、みんなでやっていこう」を合言葉に頑張っている。
特に青少年健全育成や高齢者への支援のための活動に力を入れている。
6月22日には「食の体験事業」として西大寺小5年の児童90人が田植えを行なった。
オリエンテーションで田んぼの所有者である西上忠志氏より、苗作りや植え方について、詳しい説明を聞いた後、JA西大寺の担当者・地域農業指導者による実技指導があり、アッという間に大きな田んぼの田植えが終了。
子どもたちはぬかるんだ田んぼの中で泥だらけになりながら楽しい初体験に満足そうであった。
ふれあいネット役員も泥だらけになった子どもたちの足洗いを手伝い「よくがんばったね」と激励した。
最後に五年生代表が、ご指導いただいた西上さんや地域の皆さま方にお礼の言葉を述べた。
今後、稲が育つ過程では、思い思いのユニークな案山子(かかし)を作ってお米の順調な発育を祈りながら収穫の時を待つ。
今年は収穫されたお米の中から二俵を残し、残りの八俵は東日本震災地で被災された小学校へ教育委員会を通じて贈呈する予定であるとのうれしい発表があった。
自分たちが植えた立派なお米が被災されたお友達に「元気になってください」とお届けできる日を頭に描いて楽しみにしている90人の児童たちのさわやかな笑顔が印象的だった。

(西大寺学区・岡本美智子)